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2012年4月19日 (木)

『Gumroad(ガムロード)』が切り開く、誰もが簡単に世界で商売できる時代が到来!

これからのバージョンアップに大期待!

 

※4/20 大幅加筆しました。

あなたの撮ったデジカメ画像・動画、あなたの作った音楽・画像、あなたの書いたイラスト・本などが、簡単に、そして世界中に売れる時代が始まりました。
この前、朝日新聞朝刊でも紹介されていた「Gumroad(ガムロード)」です。

プロフィールでも書いてますが、私、出版社直営としては世界発の電子書店「光文社電子書店」の開発担当でした。
この流れを引き継ぎ、出版社8社による合同電子書店「電子文庫パブリ」の初代技術部会チーフも務めさせていただきました。
(ちなみに世界初は富士通の社内ベンチャー支援システムから生まれた「パピレス」)

「光文社電子書店」の開業は1997年12月27日。
この年の最終営業日で、業務は15時まで。
公開もこの時間だったと思いますが、部員3人とアルバイト1名、そして同じフロアで業務を終えた数人が集まり缶ビールで乾杯したことが昨日のように思い出されます。

配信課金はパソコン通信のニフティサーブ(NIFTY-Serve 現@nifty)のシェアウェア販売システムを使いました。
カード会社直の小額決済なんてできなかったのです。

当時、日本の通信インフラはISDNの黎明期。
まだまだ回線費用は高く、一般家庭ではアナログ回線が主流で、パソコンモデムは56kbpsになったころです。
でもさすがにアナログとデジタル伝送では速度の差は明らかで、ISDNは64Kbpsながらも22時から翌朝5時?まで固定料金で使えるサービスが登場し、毎夜10時の時報とともにアクセスが集中し、いきなりつながらなくなる夜が繰り返されてました。
それでも、

「しょーがねーなー」

ぐらいで済んでいたのは、今思えばのどかな時代でしたね(笑)

これを踏まえ書籍データはLha圧縮自己解凍テキストを採用して一冊のダウンロードが1分程度で終わるようにし、通信料金をさほど気にせず購入していただけるようにしました。

とは言うものの、作った自分たちですらそんなに売れないだろうと思っていて、リアルタイムで表示される管理画面のダウンロード数をつまみに、

「あ、1冊売れた!」

とか言いながら、紙の編集者の微笑を受けていました。

こうして翌年夏にはNiftyインターネット店のオープンに続きbiglobe店が開店。
そして現在のモバイル電子書籍の原点となるシャープザウルス店につながり、「電子文庫パブリ」が生まれることになります。
(T所長はじめシャープのみなさん、ありがとうございました、遅いけど)

実はこのころ知る人ぞ知る、ある実験書店もひっそりやってました(^^;
携帯で電子書籍を読む世界初のビジネスモデルです。
(これはあらためてまとめようと思います)

さてあれから10数年経過しましたが、著作権やコピー問題を除いた事業面での最大の問題はあいかわらず少額決済でした。
さすがに利用最低金額は事実上無くなり、日程的に厳しい縛りのあったクレジット会社への請求も中間業者が出てきて手間は減りましたが、逆に当然コストはかかるようになりました。
このような理由で企業は無論、一般人が自分のサイトで小額ネット決済するなんてありえないとずっと思っており、webはこのまま、ますます無料化が進むのかなと考えていました。

時は流れ今週火曜日、さる飲み会に呼んでいただけました。
メンバーはイースト・プレス社長の小林茂さん、一緒に光文社を退職した志木電子書籍社長の京谷六二さん、同じく同僚だった「たぬきち」こと瀬尾健さん、そして僕らより前に退職し、モンゴル経由(?)雑誌編集者のO嬢という元光文社カッパ編集部のみなさんと私の4名。

みんな何かしら黎明期のパソコン事情に詳しい人たちです。
小林さんは1989年の創業以来、ずっとパピレス経由で電子書籍を販売してきた生き字引のような方。
京谷さん、瀬尾さんは会社の中でも筋金入りのマカー(と京谷さんは親指シフター)でニフティサーブのパソコン通信時代からのこれまたネット生き字引衆。
ちなみに「たぬきちのリストラなう」のエンディング、池袋の沖縄料理屋にいたのはこの二人と自分です。

新大久保でとても美味しい韓国料理を味わいながら旧交を温め、ヤカンで出てくるマッコリを爆飲した後、場所を新宿に移した2次会のバーで小林茂さんが教えてくださいました。

翻訳編集部が実験的な試みをしていてデータ直販をしているのだが、そのシステムを作ったのが19歳の若者で朝日新聞にも取り上げられており、第2のビル・ゲイツかマーク・ザッカーバーグになるのではないかとのこと。

1軒目でたらふくマッコリを飲んでいて自分は何気に聞いてました。
でもふと、そういえば電子データを直販したいという相談を受けてたいたことを思い出し、明日調べてみようと思いその日は終わりました。

で、翌朝。
まずイースト・プレスさんのページを見、続いてググッていくうち、血液が体の奥からぐわっと盛り上がり、頭からはアドレナリンが出まくり、娘の登校に合わせて早起きした自分は早朝から大興奮!

はじめからFacebookやTwitterと連携してるうえ、データ置場はGumroadに限らずどのサーバでもok。
データ形式(と容量?)に制限はなく、カード会社への登録も、口座講座登録もナシ。
(正確にはpaypalという決済代行システムを経由して自己口座に入金されます)
また円でもドルでもユーロでも価格設定可能で販売手数料も格安、などなど。
(決済や入金のもっと詳しい情報は「ゼロから始めたMACとIPHONE」でご確認ください)

ウソでしょう、これ。

いや、でも早いデザイナーさんは行動を起こし報告も出ていて、ものすごく盛り上がっています。
(Gumroadの使い方は「YATのBLOG」をご覧ください)


弱冠19歳の若者サヒルくん、すごいぞー!!!

もっともサービスは始まったばかりで改善点はいっーぱいありますが、この可能性は無限大でしょう。

...一方でメディア激変の予感。

早速自分が撮った桜満開の画像を「世界に」販売してみましたので、さて今後どうなるか、追ってご報告させていただきますね。

※と言いつつ、販売画面でサムネイルが表示されないとか、いまだわからない点が多いです。

ちなみに販売中の写真はこれ↓

P1020689_small

オリジナルは2560x1960、2.43MBで↑は40%に縮小。
購入は150円でここをクリック。<-クリックだけでは課金にならないのでご安心。
お知り合いで人柱になってみようという方、ご協力くださいませ。

追記4/22

その1
ココログでは1画像の最大サイズが1MBに制限されているため、オリジナルがどの程度のクォリティなのかここでは判断できません。
この画像のオリジナルはここから無料でwダウンロードできますので比較してみてください。もし気に入ったらポチってね。
...桜の下のカップルさん、記念に一枚いかがっすか(^^)/
とやろうとしたのですが、今度はサーバーのfirestrageの制限に引っかかりました!
デジカメ画像を売るためのはインフラを考えないといけません!

その2
イースト・プレス翻訳課のご担当者さんからリンク許可をいただきましたので、Gumroadができるまでを同時進行執筆中のサエル君コラム販売ページ「19さいCEO10億ドルカンパニーをつくる。第一章(150円)」をご紹介します。
まぁ、こっちのほうが一般的には信頼できるでしょう(笑)
個人的にはpdfなのがvery good!

ではさてさてどうなりますやら、次回リポート乞ご期待。

 

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